お中元の明るい兆し、百貨店のバイヤーの仕事など


梅雨もだいたい明けて夏本番といったところでしょうか。

そこで百貨店の夏のものの一つのニュースから

百貨店お中元"ドン底の果てに明るい兆し"

この記事によるとお中元を贈答用でなく、自分用に買う人が増えているという。確かに現在、百貨店の中元受付売り場に行くと、必ず持ち帰り用お得商品のコーナーが用意されている。自分が贈ったものを実際に食べてみたい利用してみたいという気持ちや、ある程度の支出をした直後であるなら、自分用に少し買うくらい”誤差”の範囲というのもあるだろう。

またお中元シーズンが落ち着くと今度は「解体セール」が始まる。中元の品物は基本的に化粧箱に入っているものばかりだ。贈答用であるし、配送品がほとんどであるから当然である。

で、その箱を明けてしまってバラ売りし、割安な価格でお客様に提供するのだ。このセールも各百貨店本当に人気でものすごい人が集まっている。贈答品なのである程度の品質は担保されているため、何を買っても(百貨店だし)安心できるのだ。

記事の中にはお中元をギフトではなくイベントとする必要があるとあるが、全くそのとおりだろう。誕生日もクリスマスもバレンタインもモノを上げることが目的ではなく、物のやり取りを含んだイベントを誰かと楽しむことに意味がある。お中元も、例えば誰かに何かを贈れば、連絡を取って話してみる。その人に贈ったモノと同じものを買ってきて、家族と共有するなど、年に1回(歳暮も入れると2回)のイベントを是非楽しめる仕組みを作っていって欲しい。

 

高島屋バイヤー、県産野菜を収穫 都内で28日から直売イベント:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet

今現在、百貨店のバイヤーで本当に現地を飛び回ってより良い商品を探し回っている人というのはどのくらいいるのだろうか。これだけ情報・流通が発達した今、百貨店が探してきて、世に普及させられるものはほとんど無いのではないだろうか。

一昔前は百貨店がキュレーターとして、世の中の様々な素晴らしい商品を紹介することができたが、現在ではどうだろうか。

この記事でも地方に高島屋のバイヤーが行ったことそのものがニュースになっているように見受けられてしまう。もちろん美味しい野菜なのだろうが、ニュースからはどのようなものなのか伝わってこなかった。

もちろん簡単なことではないので、いっその事諦めてしまうというのは手だ。ただバイヤーという名がつく限り、買い付けを行う職種に見える。新卒で採用試験を受ける学生でもバイヤーをやりたいという声は多い。

 

「ジャンプの船木」百貨店でパイ売り 現役続行の陰で:朝日新聞デジタル

催事会場と言うのはほとんどがその百貨店の人間でないのはもちろん、いつもその百貨店で働いていない人たちで構成されている。スキージャンプの長野五輪、金メダリストの船木和喜さんも現在では全国を飛び回って百貨店で販売をしているそうだ。

船木さんのお陰で売上が伸びれば、メーカーも店舗も万々歳だ。今のところ人だかりができてしまって大変なことになっているようでもなさそうだ。

ただ催事場というのは常に人が入れ替わるという問題はある。もちろんそれが魅力ではあるのだが、何しろ館の情報・ルールを知らないのだ。お手洗いがどこにあるか知らない従業員も珍しくなく、お客様からの聞かれても答えられず、クレームになることも。

でも専門の販売員は入れなければならない。

ここは仕組みでなんとか解決して欲しい。お客様が困ることを減らすこと。臨時の従業員でもある程度の対応ができるマニュアルの作成。特にできればITを使って解決して欲しい。催事場は百貨店の大きな魅力であるのだから、それを邪魔する要素は減らしていって欲しい。

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