そごう・西武武蔵小杉SHOP撤退、三越伊勢丹の組織再編など


5月第3週の百貨店ニュースのまとめです。

今週は悲しいニュースから

武蔵小杉の小型百貨店「西武・そごう」が8月末に閉店 | Fashionsnap.com

そごう・西武は、神奈川県・川崎市にある商業施設「グランツリー武蔵小杉」の小型店「西武・そごう 武蔵小杉SHOP」を8月末に閉店する。

 「低収益が課題」、というところで閉店の決断に至ったようだ。

管理人も何度か武蔵小杉SHOPは見に行ったことはあるが、人の少なさは非常に感じていた。イトーヨーカドーやレストランはいつも賑わいをみせていただけに、武蔵小杉SHOPの寂しさがよく伝わってきたのを覚えている。

グランツリーに出店という、セブン&アイホールディングスの利点を享受していながら残念な結果である。これからは「選択と集中」ということなので、利益の取れるところで勝負をしていってほしい。

一方でこのようなニュースも同時に飛び込んできた

大丸松坂屋百貨店のアウトレットストア『Matsuzakaya Outlet Store』が 5月25日(木)より「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」に出店します - 産経ニュース

松坂屋アウトレットストア『Matsuzakaya Outlet Store』を5月25日(木)より、「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」に常設オープンする。

大丸松坂屋百貨店は、常設・期間限定含め、一昨年から5店舗のアウトレットストアを運営中。

小型店を撤退する百貨店もあれば、出店を進める百貨店もある。大丸松坂屋は自社での販売を弱めているところで、こういった出店は、どういった体制なのか気になるところ。看板だけ貸して、商品・販売員はテナントまかせといったところなのか。さらに都心ではなく、桑名という地方での出店というのも面白い。

アウトレットなので、近郊都市からの客が見込めるということだろう。

 

【三越伊勢丹ホールディングス】4つの百貨店がひとつに。組織再編でシェアード化を進める - M&A Online

外部の人間の立場からすると、こういった中で抱える問題というのは本当に理解できない。大西洋前社長もこういった内部での問題から退任に追い込まれたようだった。

三越と伊勢丹、大丸と松坂屋、そごうと西武、阪神と阪急、これらそれぞれも内部では未だに出身がどこだとかで揉めていると思われる。

長い歴史、あまりにドメスティックな環境で続けてきたためにこういった状態になっている。売上・利益を上げることだけに一刻も早く専念してほしい。

 

スーツから下着までオーダー可能 小田急百貨店の挑戦|MONO TRENDY|NIKKEI STYLE

こういったオーダーというところは百貨店の強みが発揮されるところではないだろうか。近年、オーダースーツなど、様々な商品が個人で格安でオーダーできるようになってきている。

ただこういった個人への丁寧な対応というのは一番長くやっているのは百貨店である。店舗ごとには顧客も抱えているし、接客のノウハウもあるはずだ。

ただ一点、新興企業とのやり方として違いがあるとすると、接客のノウハウがシステム化されているか個人に技術が蓄積されているかの違いが考えられる。

新興企業は新しい技術も取り入れ、どのお客様にも平等に高いサービスを提供できるように体制を整えている。

一方百貨店は、システム化というより、看板に見合った接客をするような雰囲気作りしかできていない。もちろんそれも個人の意識としてかなり重要なことだが、どうしてもサービスにばらつきがでてしまう。

「みんながんばれ」でないやり方が求められる。

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