カンブリア宮殿 百貨店は、まだ死なない!


2017年1月5日放送のテレビ東京系のテレビ番組、カンブリア宮殿にて「百貨店は、まだ死なない!」と銘打って百貨店の特集が組まれた。

・常識破りのネオ百貨店!革新の店づくり・J.フロントリテイリング

・全身全霊で地元に尽くせ!熊本発、奇跡の逆転劇・鶴屋百貨店

と2つテーマがあり、苦しむ百貨店業界でも活気ある店舗、企業の特集だ。

百貨店は”まだ”死なない。という皮肉にしか管理人には聞こえなかったのだが・・・

 

それはさておき、私の感想としてはやはりJフロントリテイリングの代表山本良一氏はまったく百貨店にこだわっていないという姿勢が印象的であった。

その土地土地で必要とされているものを徹底的にリサーチしてそれを用意し、お客様が望むものならなんでも並べるという感覚だった。

そうでなければ婦人服フロアにZARAが並び、子供売り場にポケモンセンター、松坂屋にヨドバシ(書いてみると松坂屋にヨドバシというのは違和感がある)、H&M、東急ハンズを置くということは絶対にできない。

100年近い歴史を持つ銀座松坂屋をリニューアル予定で一旦営業を終了し、再出店の際には松坂屋という看板を下ろしてGINZA SIXという名前で全く新し店舗を目指すというのは、他の脱百貨店を掲げている百貨店では絶対できない決断だ。

 

ただ、大丸松坂屋のテナントの戦略だと独自商品、珍しい(くて良質な)商品が見つかりづらいお店になってしまう事が考えられる。売れているものを並べており、それが支持されていてうまく行っているのだからそれを貫くべきなのだが、少し寂しく思ってしまう。百貨店が文化を、最新のファッションを発信してほしい気はしてしまう。

番組内では岡山の倉敷市の「平翠軒」をGINZA SIXに出店という話があったのだが、平翠軒はそごう・西武グループですでに出店されている。

ただ、独自性、文化の発信といった部分は三越伊勢丹がやろうとしている部分であり、それぞれの役割があっていいのかもしれない。

今は大丸松坂屋のやり方が成功しているが、それが長期的に続くのか、それとも三越伊勢丹が巻き返すのか、それとも他の百貨店がかなのか、それともみんな死んでしまうのか。

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