2017年12月のデパート情報百貨記事一覧

11月の売上高百貨店上昇、偽造カードで百貨店が標的など


11月の売上高、スーパーは減少・百貨店増加 TBS NEWS

スーパの売上が減少する中百貨店での消費は増加している。それも2.2%増と、前年をキープすら難しかったこれまでを考えると非常に大きい。高額品の需要が呼びているしょうこである。

11月のコンビニ売上高、6カ月連続減 客単価は上昇 :日本経済新聞

コンビニの売上も減少しているが客単価はアップしている。このことからもひとりひとりの消費量は増えているようにみえる。

 

屋上にフットサルコート 京急百貨店 :日本経済新聞

体験型サービスが増えてきていると毎回述べているが、今回はフットサルコートだ。横浜の百貨店のフットサルコートといえばそごう横浜店にもあり、それに対して上大岡に構える京急百貨店は集客の面で不安を感じるが、物販の難しい屋上の有効活用と言えよう。運動する場の提供は社会的にも評価されるものでもある。

 

福袋に「プロ棋士と対局」 遠鉄百貨店|静岡新聞アットエス

体験型のニュースが続く。プロ棋士との対決というのは面白いが、時代の最先端をいく百貨店であるのなら今話題のAIとの対戦を実現してほしかった。アルファゼロは話題性も十分だが、このプログラムを動かすのに多大な費用がかかるという話も聞いたことがある。そもそも需要があるのか?とも思えてしまう。ただ最先端を行く姿勢は貫いてほしい。

 

偽造カード、磁気式の百貨店標的 IC式未普及「稼ぎどき」 : 京都新聞

高額品ばかり扱う百貨店においてこの体制はかなり甘いと思われる。そもそも現金の扱いすらなくしてしまったも良いはずだ。現金の管理コストもかなりのものである。

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三越伊勢丹のインターネット通販戦略の無謀さ


アマゾン超える宅配実現を=三越伊勢丹HDの杉江俊彦社長:時事ドットコム

正直利益を目標としていないAmazonに対してインターネットから程遠い企業がAmazonに通販の領域で勝とうというのは無謀な話だ。これは挑戦というより無駄死にする未来しか見えない。Amazonは最初から利益はすべて投資に回すとして、通販だけでなくAmazon Web Servicesというような強大なインターネットインフラを築くことにも成功している。僅かな利益をあげることが精一杯な一百貨店企業になにができるのだろうか。

Amazonプライム会員は国内で200〜300万人、世界には7000万人ほどいると言われている。昨今ヤマトのがAmazonからの委託を一部撤退との報道もあったが、Amazonは独自で配達システムを構築、プライムナウというサービスでは注文から1時間で商品が届く。

またアパレル通販といえばZOZOTOWNも言及しないわけにはいかない。つい先日ゾゾスーツも発表し、通販での最大の弱点のサイズ感への最大のソリューションを提供した。むしろゾゾスーツの出来栄え次第では、店頭で人が図り提案するより正確なものが提案できるようになり、これまでの弱みだった部分が強みに変わる可能性も十分にある。ゾゾタウンでの配達1〜2日で届くことが多く、コンビニ受け取りにも対応しており、配達に関する不満は多くないと思われる。

ではどのようなユーザー体験を提供することでAmazonに勝とうというのか?

三越伊勢丹ホールディングスの杉江俊彦社長(56)。急成長を続けるアマゾンジャパンの商品宅配について「高齢者を中心に、段ボール箱が過剰なことなどに不満を持つお客さまがいる」とし、信頼性の面で「アマゾン以上の届け方をしたい」と意気込む。

段ボール箱が過剰になるというような正直批判にもなっていないような事しか言えいていないわけである。Amazonのダンボールにも工夫はされており、出来る限りガムテープを使わず、簡単に開けられ、解体もしやすいように接着剤や設計にもこだわりが見える。これまでのようにダンボールを開けるめんどくささ、たたみづらさという悪い体験に変化をもたらした。

百貨店はむしろ箱をさらに包装紙で包むという過剰包装を辞めることは今でもない。

今後の通販サイトの在り方については、「商品の写真と値段だけ載せているようでは駄目だ」と指摘。商品ごとのきめ細かな提案を行うとともに、百貨店の店頭にない取引先のアパレル商品なども一元的に扱えるようにし、ファッション通販サイトの「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」に近いモール型のサイトを再構築する方針だ。

何ら具体的安がなく、目指すところをZOZOTOWNとしてしまっている。そうであれば、すでに巨大企業となったZOZOTOWNを利用すれば良い。

もちろんここで全てを語っているわけではないだろうが。インターネット通販でAmazon・ZOZOTOWNに勝とうというのは挑戦ではない。現代において一見まっとうに見えるかもしれないが、大西社長退任後は、従来の百貨店の古い考えを踏襲した戦略だけだ。時間を掛けて(場合によっては時間もかからず)滅んでいくようにしか見えない。

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三越伊勢丹で冬セール前倒し、阪急うめだ本店でチャットボットなど


三越伊勢丹、冬セール前倒し=開始時期横並びに戻る-百貨店:時事ドットコム

非常に残念なニュースだ。大西洋前社長が退任してから三越伊勢丹は他の百貨店の横並びの悪い戦略になってきた。百貨店は本当にもう定価で商品を売切がなくなってしまった。そうすると消費者も定価で買うという行為をしなくなってしまう。

従業員にとってもお正月という大事な時間を仕事に奪われることとなる。百貨店業界の雄の三越伊勢丹がこの調子では本当にがっかりだ。

 

百貨店初!空色は、阪急うめだ本店とAI(人工知能)を活用したチャットボット(自動会話プログラム)による店内案内サービスの提供を開始いたしました。|株式会社空色のプレスリリース

AIなどのバズワードに乗っかっただけのサービスにしか見えない。スマホで読み取り、そこからチャットボットで会話、端末上での地図表示など、お年寄りがそれをすべてできるとは思えない。AmazonのechoやGoogleホームなどスマートスピーカーが台頭してきている中で、このUIのチャットボットにはあまり期待できない。

 

百貨店大手4社、11月売上高は全社プラス 高額品やコートなど好調 | ロイター

百貨店大手4社の11月の売上高は全社前年比プラスとなった。景気回復による高額品、外国人旅行者の増加に伴うインバウンド需要など、外的要因にだけ頼り続ける売上のせいかというのはいささか寂しい。もちろんどの業界も景気などの外的要因は大きな要素だが、自力で売上を伸ばしていってほしい。

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百貨店のクレーム対応、そごう千葉ジュンヌで卓球スクール


暴言が突出!広がる「悪質クレーム」の実態 | 百貨店・量販店・総合スーパー | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

百貨店のみならず、小売業界で働く人間ならば誰もが悩ますクレーム問題。もちろんお店側の落ち度があってのクレームはある程度しょうがないが(それにしても責められすぎではあるが)明らかに理不尽なクレームも非常に多い。この記事内では

『レジ担当のあいさつがない』との申し出に、電話対応で謝り続けたらお客様から説教され、2時間程度の対応をした」

 とある。レジではもちろん挨拶するべきではあるが、それを怠ったからと言ってクレームに、ましてや2時間も対応するような話では絶対にない。ただ小売業界では顧客至上主義ですべてのお客様に対して誠心誠意を持って対応しなければならない。顧客至上主義というのはお店側の考えであって、客側がそう考えていいわけではないのである。このケースの場合、何が良くないかというと

①従業員の2時間分の労働時間の無駄

②対応従業員の精神的苦痛

①についてはこの2時間がなければこの従業員は他の仕事ができた、発注・清掃・顧客除法の把握、他の従業員とのコミュニケーション等、お店にもお客様にとっても有益な時間を過ごせるはずが、全くの無駄になってしまう。もちろん小売業界の現場の人員はギリギリで回しているケースが多く、一人減っただけで何もかも回らなくなり、単なる一人減ったという話ではすまなくなることも多い。

②の精神的苦痛についてはそのままだ。記事内でも精神疾患を患う人が出るというように、理不尽に怒られ続けるというのは精神衛生上よくない。離職の原因ともなるし、会社にとっても従業員にとっても避けたいものだ。

こういったクレーム対応は、お客様側に対して注意を求めても絶対に解決はしない 。クレームを言う人は何があっても言うものだ。筆者が考える唯一の対応方法は、「クレーム対応をしない」に尽きると考える。

もちろん何かあった際には必ず謝罪等の対応はするが過度の対応はしない、求めれれば「もうお店にこなくていいです」と告げて終わりで問題ない。悪質クレーマーがお店に落とすお金なぞ、全体に占める割合で言えばたかが知れている。

何をどこまで対応するかという線引が重要になるが、極度にひどいものから辞めていけばまずはそれでいいだろう。お店にも客を選ぶ権利が当然あるのだ。この方法は現場単位ではなく、会社の方針として大々的に打ち出す必要がある。そうでなければ、クレーマーのクレームがひどくなるばかりである。

ただ忘れては行けないのはクレームはお店にとっての宝でもあるということ。クレームが発生するお店は期待されているお店である証だ。コンビニで愛想がないというクレームは発生しなくても、百貨店では簡単に起こりうる、期待度が違うからだ。

顧客が何を求めているのかわかる指標でもあり、往々にしてクレームを言ってきた客は再来店が多い、文句があっても何も言ってこない客は何も言わずに来店しなくなるケースが多い。

現在ではすべてのクレームに対して対応している百貨店だが、これからは上手くクレームと付き合っていってほしい。

 

人気卓球スクール 「TACTIVE(タクティブ) 千葉店」初の百貨店内「そごう千葉」に誕生!|株式会社タクティブのプレスリリース

最近は百貨店のショールーム化等、コトの販売に移ってきているという記事を書いてきたが、今度は卓球スクールだ。ひとつ注文をつけるのなら、その営業時間。20時まででは仕事終わりに通うのが難しくなる。百貨店の中には屋上にフットサルコートを設けているところもあるが、屋上であれば夜遅くまで開いておくことも可能である。ただ、新しい取り組みには期待したい。

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