2017年09月のデパート情報百貨記事一覧

百貨店の安心安全・体験型店舗は成功するか?など


IoT環境を見て触れる! 東急グループ、東急百貨店東横店に情報発信店舗オープン | 乗りものニュース

先週も百貨店がショールーム化していくと言う話をしたが、今週も東急百貨店東横店で同様のニュースが流れてきた。先週はAmazon関連だったが、今週はIoTだ。

東急カードや東急でんき、東急セキュリティなどによる、生活サービス事業の説明など、東急のサービスも多いが、Googleアシスタントも体験可能なようだ。

こういったIT機器の展示をやればやるほど、百貨店の売上は厳しくなるのだが、この流れは止めるべきではないだろう。そもそも売上が厳しくなるのは従来型の販売をしているからで、特に消化仕入れや自主商品の販売は本当に危ないだろう。

 

百貨店:不動産強化・売り場拡大…生き残り策の違い鮮明に - 毎日新聞

大丸や松坂屋を運営するJ・フロントリテイリングは14日、「ギンザシックス」に続く複合型商業施設「上野フロンティアタワー」を11月に開業すると発表した。

従来の百貨店と違うことをするレベルではなく、本格的に百貨店業を辞め始めている。

 

オーダースーツ売り場来月新設 高島屋大阪店 :日本経済新聞

百貨店はこれまで単なる対面販売をしてきたがこれから高付加価値を提供できる5時に対してのサービス曲がひとつの鍵となるだろう。今回のニュースのオーダースーツという商品は特にそうである。スーツの最も大事ともいえるサイズ感は自分で測るのは難しく、単価の高いスーツは特に失敗をできない買い物となる。近年専門店でもオーダースーツは人気を博しており、消費者はどの店で買うか悩みどころだ。そういったところで、百貨店という看板はいまだにある程度の信頼があり、確実に需要はあるだろう。

もちろんこれまでも長年オーダースーツで培ってきた技術はあり、需要に応えるだけの力はあるだろう。

 

JR名古屋高島屋 催事フルーツサンド一部にガラス片 - エキサイトニュース

あってはならないことが起きてしまった。百貨店、飲食店ともに1番大事である信頼と安全が揺らいでしまう出来事だ。こういったとき百貨店側として特に悩ましいのは、商品を自分自身に作っていないこと、あまりに多くの種類の店舗が同時に入居していることだ。自社での商品管理ならある程度目の届く範囲で管理ができるが、今回の催事では特にそうだが、普段取引していない業者も存在する。もちろんこういった商売を選択してるのは百貨店自身だが、他の業者のミスを自分の会社のミスとされるのは納得いかない気持ちもわからなくはない。ただ、当然自社で在庫もっていないかぎり、これは避けられない。この業者もおそらく取引停止になるだろうが、それは解決策では無い。

例えば高島屋が「管理を徹底する」という事は今回の事例では改善策とはならない。難しい問題だが、現在では取引先を選択するという方法しか百貨店にはない。

 

そごう千葉店/25億円を投資、体験型専門店館「ジュンヌ」オープン(2017.09.15)|流通ニュース

そごう・西武は9月15日、そごう千葉店別館「JUNNU」を、コト発想の体験型専門店館としてリニューアルオープンした。

モノよりコトというのは長年言われてきたが、楽しいことを創りだせても、売り上げにどう結びつけるかというのが1番の課題だ。上記記事についてどんな内容か述べたいところではあるが、体験型ということでリンク先を見ていただいたほうがわかりやすいと思う。力を入れて改装しただけあり、筆者の感想ではあるがおもしろそうではあるが、できれば池袋本店などより主力店舗で試していただきたかった。

おそらく千葉店での成果を踏まえて他の店舗だの導入を検討するのだろう。

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ソフトバンク優勝セール、百貨店のショーウィンドウ化?など


福岡の百貨店でホークス優勝セール 450人行列の店も:朝日新聞デジタル

16日、プロ野球福岡ソフトバンクホークスがパ・リーグの優勝を決めた。それにあやかり福岡市内の百貨店も17日よりセールを開催。ちょうど3連休中日ということもあり、百貨店としては好都合な日程だっただろう。

ただこういったセールは単なる便乗セールに終わってしまってはならないと思う。特に地方点の場合は日頃から出来る限り球団と密接な関わりを持ち、球団に関連したアイテムなどを販売できるのがベストだ。簡単なことではないが、優勝したから安い(粗悪な)商品をかき集めてきて安く販売するなんてことはもうやらないでほしい。

 

爆買い依存がますます進行する、百貨店の「不健康な体質」(磯山 友幸) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)

筆者は外国人観光客による売上比率が上がることに対して不健康な体質とは全く思わない。国内需要は縮小気味で、国内だけを相手にしていれば衰退するに決まっている。年々増え続ける外国人観光客に対して商売するのは至極当然のことだ。

そもそも 爆買依存がいけないというのであれば、爆買相手に商売をしている企業はすべて不健全ということになる。旅行客がいなくなったらどうするのだというが、日本人が減っているのだからその問はあまりに無意味だ。

百貨店もさらに外国人にお金を使ってもらえるような企業努力をして、旅行客の増加に一端を担ってほしい。

 

三越伊勢丹、Tポイント廃止の裏に社内クーデター…電撃解任の前社長の路線を全面撤回 | ビジネスジャーナル

三越伊勢丹のTポイント離脱について先日以下の記事を書いた。

三越伊勢丹のTポイント離脱、高島屋のdポイント導入など

記事内での筆者の推論がそのままだったようだ。Tポイントは大西前社長が推し進め、解任に従い、もともと社内で反対だったTポイントはまっさきに槍玉に上がったというわけだ。

もちろんTポイントについては賛否あると思う。ただ、百貨店にそぐわない、合っていない、などと言った感情論ではなく、実績・データから判断してほしいものだ。

 

在庫ゼロ! 米百貨店ノードストロームが展開する新業態は小売りを救うか | BUSINESS INSIDER JAPAN

このように百貨店のショーウィンドウ化はどんどん進んでいくだろう。もはや実店舗で購入するメリットは商品を手に取れる・即日入手可能ということくらいだ。その即日入手に関しても妥協し、店頭では直接販売はせず、試着等のみということであれば、店舗に在庫を持たずに済む。百貨店の裏側は商品がぎっしり並べられており、お世辞にもいい環境とはいえない(もちろん店舗によるが)。また不特定多数の人間が出入りし、内部の人間による万引き(窃盗)も後を絶たない。このリスクを減らせるだけでも利益は変わってくる。

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カープ優勝セール準備、インスタ映えおせち、ニトリの百貨店進出など


カープ連覇へ街もワクワク 百貨店は優勝セール準備着々 - 産経ニュース

広島東洋カープは昨年25年ぶりの優勝を果たしたが、その時は久しぶりすぎてどのような優勝セールをやったら良いのかわからないともあるが、今年も優勝すれば2年連続となる。地方店は地域との密着がひとつの鍵となるのは間違いない。館全体でお祭りムードがだせるだろうか。

 

米百貨店大手がアマゾンスピーカ-販売、ライバル製品集客に :日本経済新聞

米百貨店のコールズは10月から一部店舗でAmazonの商品を販売する。店内にAmazon商品専門コーナーを設け、人工知能スピーカー「エコー」などを置く。ベストバイも店頭でAmazon商品を扱うなど、Amazon人気を集客につなげる取り組みが広がっている。

アメリカの百貨店では日本のような消化仕入れはやっていないので、百貨店側としてもテナント料が入り、集客してもらえれば出店は何も問題がない。Amazonはリアル店舗がないのが強みであり弱みとなっており、自社製品であるKindleやechoを手に取ってから購入したいユーザーにもなんとかリーチしたい結果がこのような取り組みだ。先日もホールフーズと提携し、ホールフーズでも店頭には並んでいるようだ。

日本でも大丸松坂屋のようにテナント業に切り替えの百貨店はこういう取り組みを増やしても良いだろう(もちろんどの百貨店でも)。決して物売りで生き延びていく必要はない。そもそも消化仕入れでは物売りとも言えないのだが。

 

美味しいだけじゃ「おせち」は売れない!今はインスタ映えに…

おせちもインスタ映えを意識しているようだ。当然おせちも見た目で楽しめる分にはうれしいものだ。インスタ映えを意識するのは10〜20代がメインかもしれないが、家族で食べるおせちは、子供の意見が反映されるかもしれない。果たして来年のお正月のInstagramはきれいなおせちの投稿が並ぶのだろうか…

 

ニトリ/立川高島屋に新店舗オープン(2017.09.07)|流通ニュース

ニトリ/東急百貨店吉祥寺店に出店(2017.09.06)|流通ニュース

ニトリが立川高島屋・東急百貨店吉祥寺店に出店だ。百貨店には当然のように家具売り場があったが、これからはこういった量販店がどんどん入ってくるのだろう。

こういった動きがあると必ず、百貨店ではない、商品の質が悪いなど批判の声が出るが、結局は消費者の臨んだ結果が市場に現れているだけなのだ。

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